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論談集合住宅管理新聞「アメニティ」論談

275号 誹謗・中傷には毅然と立ち向かう

●卑劣な紙爆弾

手物にA4サイズの文書があります。「ストップ ザ○○体制 もういらない○○」(○○は実名)とあり、その事実に対してあたかも○○さんが問題のように示されていますが、まったくの論点のすり替えで、○○さんが、その立場でできるのは、議案を作るためのサポート等に限定されています。総会で議決しなければならないことを、理事等が決することなど出来ません。
いわゆる紙爆弾は、一方的な誹謗や中傷によって特定の人にダメージを与えることを意図しています。紙爆弾は匿名が多く、とても崇高な考えに基づく行動とは思えません。
紙爆弾は管理組合の民主的運営を阻害するだけでなく、テロとも言える卑劣な行為であり、深刻な問題を管理組合に引き起こす可能性があります。

●誹謗・中傷発言とその阻止

一方、総会で、朗々と自己の主張を喋り、また、特定の理事等を攻撃する人がいます。
民主的な議論の場では、意見のやり取りが可能であるだけでなく、その際重要なのは、事実を確認し合うという態度と手続きなのです。それによってボタンの掛け違いを修正することができます。
誹謗・中傷等があれば、議長はその時点で、議事と関係ない発言は控えること、事実と異なる発言は、誹謗、中傷に当たる恐れがあることを注意すべきです。その上でもっとも詳しい理事等に発言を求めて、事実を説明することが必要です。「どうせ間違っていることを発言しているのだから」と放っておくと、その人は自分の意見が正しいと思い込んでしまいます。

●民主的管理組合運営が誹謗・中傷を遠ざける

紙爆弾氏や総会混乱氏の登場を阻止するには、管理組合運営の透明性を高め、全てを公開できるように努めることです。それらの積み重ねによって、誹謗・中傷氏に対して厳しい目がそそがれるようになるでしょう。
理事会及び総会を整然と毅然と運営し、区分所有者一人ひとりが自己の管理組合の在り方に厳しい目を向け、自己のマンションの居住性を向上させるように務めることが民主的運営に必要です。

(論説委員会)


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