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335号 理事会活動のための保険に入ろう

事故は突然やって来る

700戸を擁するある自治会では、夏祭りが最大イベントである。慎重を期すのが、盆踊りのやぐらの組立と解体である。やぐらは工事用のパイプで、必ず一本のパイプに最低1名、場合によっては2名でパイプを支えるようにという指示をしていた。当然、ねじを締めたり緩めたりする者がもう一人要る。

祭りの翌日がやぐらの解体。上の方から解体し、数本のパイプが立っていてそれを外していた時に事故は起きた。事もあろうに担当役員の頭をかすめてパイプが地上に転がったのだ。幸いけがはなかったが。
パイプを支えていないのに、ネジを勝手に緩めていたのが原因だった。

事故が起きてからでは遅い

担当役員は、夏祭りの計画段階のときに、万が一のことを考えて傷害保険に入ろうと主張していたが、他の役員の多くから「危険なことなんて何もない。気をつければよい」とあしらわれていた。

反省会では、決められたことは絶対に守ること。傷害保険には必ず入ることが確認されたのは言うまでもない。

管理組合も補償を考えよう

管理組合の理事も一年を通して他の管理組合を見学したり勉強会に参加したりしており、理事会活動を活発かつ安心して取り組むためにも担保がほしい。
そういう意味で保険は必須である。川越市にある管理組合法人は清掃作業を居住者で行っているが「労災」に入っているという。
万一の場合を考え、「傷害保険」「労災保険」等への加入をお勧めしたい。

補償と保険料

ある保険会社の「普通傷害保険」の保険料は、1人1年間で一万五千円程度となっている。一方、「レクレーション傷害補償」というイベント型(夏祭り等)の傷害保険は、集合地に集合して解散するまでの間の事故によるけがを補償している。これは、参加者数、保険金額によって異なるが、仮に死亡700万円、入院日額7000円、通院日額4000円の場合、一人当りの保険料は1020円。
基本補償に加えオプションもあるので、保険会社等に問い合わせてみるとよい。

(論説委員会)


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