NPO日住協|特定非営利活動法人日本住宅管理組合協議会 > 339号 管理組合運営の事例を研究する

論談集合住宅管理新聞「アメニティ」論談

339号 管理組合運営の事例を研究する

深層面を学習する

管理組合を運営するに当たっては、それなりの知識の習得が必要であり、その一つが他の管理組合の事例を学ぶことである。それには、自管理組合が抱いている課題、また管理組合の規模によって、様々な事例を集める必要がある。
その場合、あることがうまくいっている管理組合の表層面だけを捉えるのではなく、当該管理組合の基本的な考え方やどのようにしてそういう考えに至ったか、と言った深層面にも関心を寄せたい。

場合によっては、集めるのは難しいが、失敗した事例も多いに参考になる。 
例えば、ペット禁止を解禁に持っていった事例だけでなく、解禁できなかった事例を知ることで、その難しさやアプローチの仕方に工夫が生まれる。

「なぜ」を学ぶ

表層面だけを学習しただけでは、単に真似事になってしまいがちになり、「なぜそうなのか」という部分が欠落してしまい、その本質を得ることができない。
そこを突き詰めて学ぶ必要があり、それを持ち帰って、自管理組合においては、どのように考え、どのように活かせるのかを構築する必要がある。

アイディアを盗むのではなく、アイディアに至った経緯こそ学習しなければならないということであり、これは、管理組合に関しての本質を深く考えるということでもある。

交流しながら学ぶ

それぞれの経験のある管理組合と交流し、その考え方や手法を学ぶことによって知識の引き出しは増える。そして、自管理組合に活かすための委員会を作り、自マンションのコンセプトなどを確認した上で(この部分をきちんと作り上げることで将来にわたってぶれない)、懸案事項を俎上にのせることになる。

他管理組合と交流するには、会員同士のネットワーク組織を作り上げているNPO日住協の活用がおすすめであり、事例研究には最適の組織といえる。会員管理組合におかれては、この組織をさらに有効に活用していただきたい。


関連記事