NPO日住協|特定非営利活動法人日本住宅管理組合協議会 > 344号 原発事故等による電力不足に伴う停電を阻止しよう

論談集合住宅管理新聞「アメニティ」論談

344号 原発事故等による電力不足に伴う停電を阻止しよう

去る3月11日の「東日本大震災」は、M9.0という日本最大の地震であり、多くの犠牲者と被害が発生し、いまだに大きな余震が続き安閑としておれない状況にある。

さらにこの地震に伴い巨大津波が襲ったが、東電福島原発が被害を受け、燃料棒の溶融などによる水素爆発及び放射能等の漏れが続き避難騒ぎや飲食料の摂取制限など大変な状況にある。
この東電福島原発や火力発電所の運転停止により供給電力量が需要予測を大幅に下回ることから、「計画停電」が実施され、社会の混乱を招いたところだが、4月8日で当面打ち切りとなった。これは企業や一般家庭の「節電」に負うところが大きい。しかしこれから夏場を迎えることから、当分は電力供給量が不足するといわれており、国は「電力使用制限令」を発動することを計画している。これによると、大口使用者である大企業等は計画的な節電計画を実施することで使用量を削減し、一般家庭にも15%~20%の節電を期待している。

今回の停電で我々は電気頼みの生活をしていることを痛感したが、一方で電気の無駄使いもあったのではないかと反省する必要がある。

マンションにとっては、電力供給が止まると大変なことになることは、計画停電で体験済みであり、今後起こりうる大規模停電は是非とも避ける必要がある。

電力を頼みとするマンションの設備関係は、エレベータ、自動ドア、共用灯、給水設備、機械式駐車設備等であり、節電できるとしたら共用灯ぐらいだが高齢者等にとっては足元が暗くなることは不安要素となる。結局は、戸建て住宅を含め各家庭が節電することでこの夏を乗り切らなければならない。

各家庭の電化製品で節電できるものは、エアコン、冷蔵庫などの設定温度を上げること、テレビの視聴時間短縮、自動乾燥機をやめ自然干し、電気を使用する便座の温度低下や温水の温度を下げる、こまめな消灯など、さらに早起き・早寝で節電をすることだが、管理組合ではこれらを広報・奨励し、停電阻止を図る努力をみんなの一致団結で励行することを願いたい。


関連記事