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論談集合住宅管理新聞「アメニティ」論談

356号 読まれる管理組合ニュースへ工夫を

管理組合ニュースや理事会報告を発行している組合は多くある。だいたいは、毎月の理事会の決定事項や当面の必要な通知事項などを、きちんと印刷物にして各戸に届けている形だ。まだ発行していない管理組合も管理組合員と理事会をつなぐ絆として、ぜひ発行することを検討していただきたいと思う。

しかし、ただの決定の通知だけではどうしても「官報」的な無味乾燥なものになる。組合員からよく読まれないという悩みを持っている理事会も多いだろう。それを改め、管理組合ニュースが、理事会と組合員をつなぎ、管理組合活動に役立つよう工夫をすることが、いま求められていると思う。今はIT時代で、双方向のコミュニケーションがひろがっている。テレビ放送でさえ、いろいろな視聴者参加や視聴者の意向反映の仕組みが取り入れられているところだ。

管理組合でも、発行するニュースの内容の幅を広げ、双方向化をはかって、マンションでのよきコミュニティづくりに役立てることが必要である。理事会決定もたんなる決定の伝達だけでなく、内容がよく分かるよう説明や解説などを加えることが望ましい。時々は規約や細則についての実例を示して理解を求めるなど、管理組合の運営の根拠などについて、組合員によく分かってもらう努力があると、いっそういい。それらは、各種のトラブルを事前に防ぐためにも役立つものである。

また、マンション内のできごと、管理組合の運営などについての居住者の意見の投書、短歌・俳句や随筆の投稿などいろいろの企画が考えられる。管理組合のニュースだから直接に管理以外のことに紙面を使うのはダメだという意見もあるが、違うと思う。マンション生活にかかわる各種のニュースや交流は、コミュニティづくりに役立ち、マンション管理の円滑な運営に資する。現にマンション標準管理規約も、管理組合の目的のなかに、「コミュニティ活動」を含めているのもこの意味である。

(論説委員会)2012.5月号


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