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2012年10月 スタッフ会議(詳細報告)

「訪問相談・派遣専門家スタッフ会議」は、10月9日、第9回会議がありました。

会議では、この間の派遣等の事業の進行状況の報告につづいて、「訪問相談」のなかであった相談内容の回答について、意見交換がおこなわれました。この日の主題であった「規約点検」実習は、二人のスタッフから報告があり、討議を行ないましたが、時間の関係で次回も「規約点検」のつづきを続行することになりました。

最初の「意見交換」は二つありました。一つは、「総会議案の出し方」についてです。「団地の管理組合で、大規模な『道路整備』『駐車場新設』の2課題があり、理事会は後者の内容で決めたい。しかし、各々4分の3の特別決議を要する内容で、前者は可決できるが、後者は可決できるかどうか分からない。道路整備の内容が前者と後者と違うので、それぞれ独立の議案にはできない(内容の矛盾が生ずる)。「駐車場新設」を先に提案し、否決されれば、ふたたび臨時総会をやればよいと回答したのだが、それではダメで、総会を一度で済ます方法はないか」というものです。⇒矛盾のない二つの議案にする可能性はないのかとか、後者の議案を出し否決されそうだったら修正案で前者の内容を実現したらどうか、などが出されましたが、難点についての意見も出されてまとまらず、結局、元の臨時総会という考え方が妥当ではないかというところに戻ったのが結論でした。

二つ目は、「マンション管理新聞」で紹介された最新の東京高裁判決で、「収支状況に疑問があるので、会計帳簿とすべての領収書などをふくむ帳票類を閲覧および謄写させよ」という区分所有者の請求にたいして、一審では閲覧も謄写も認めたが、二審では閲覧は全面的に認めたものの、謄写は管理規約の規定がないからとして認めないとなったものについて、どう考えるかというものです。
会議での大方の意見は、閲覧を認めて謄写を認めないのはおかしい。請求者が費用を出すのであれば、認めるのが当然だというものでした。プライバシーの点から、領収証、請求書をふくむすべての書類の閲覧・謄写もいいのかという提起もありましたが、「自分のところの管理組合では、問題なく全部見せる、隠すことは何もない」との発言の立場をとる見解に賛同する意見が大多数でした。

「規約点検」では二人の報告が、一人は「その管理組合の考え方もあるだろうから、問題のあるところを最小限指摘する」というものであり、もう一人は「このさい、もとが標準管理規約に準拠しているのだから、標準と現規約と対比して、全面的に検討したい」という立場で点検しました。

討論では、もとの課題である「改定でなく、単なる点検」の場合、最小限必要なのは何かとの提起に、「区分所有法など法律に反していないかどうか」との回答がありました。そのほかは、各条文をめぐって細かいやりとりもありましたが、省略します。必要なものは次回の報告とあわせて行ないます。


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