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東京電力が「おまとめプラン」

東京電力が「おまとめプラン」
マンション共用部の値上げ負担をやや緩和

東京電力は、従来の電気料金メニューのひとつ、低圧高負荷契約を改称、9月1日から「おまとめプラン」とすることを2日、明らかにした。電灯とエレベーター、立体駐車場など動力設備をもつマンションのほか、一般商店、コンビニ、事業所などに導入しやすいプランとした。9月1日からの家庭向け料金値上げにあわせ、従量電灯Cと低圧電力を合わせて、契約電力が15KWから50KW未満に対象を広げた。首都圏に多い小規模マンションにも導入しやすくなった。

低圧高負荷契約については、東電から、日住協、集住センター、神管ネット、埼管ネットの4団体で、6月11日に説明を受けたが、電気料金の値上げが認可され、再度、8月2日に名称変更等を含め説明を受けた。
家庭用電気料金については、東電は5月に10・28%の値上げを申請していたが、経産省は7月25日、平均8.46%と圧縮して、認可した。申請より1.82%下がったものの、ガス、水道などと並び生活に欠かせない公共料金としては、値上げ幅の大きさは、家計に打撃だ。
特にマンションにとっては、専有部のほかに、エレベーター、開放廊下、機械式駐車場など共用部を抱える。その中で、マンション共用部の電気料金値上げの負担を、わずかだが軽減できる「おまとめプラン」は、導入する意味がありそうだ。とくに、電灯使用量が月平均1,000KWh以上のマンションには、「おすすめ」と東電は推奨している。

この契約は、現行では、電灯とモーターなど動力を合わせた契約電力が30KW以上、50KW未満のマンションで適用が可能だが、9月1日から15KW以上、50KW未満と電力使用量の小さいマンションでも導入が可能になる。

東電によると、例えば照明器具など従量電灯Cの単価は、基本料金が1kVAあたり273円、使用量によって料金単価が変化する電力量料金は、最初の120kWhまでが1KVAあたり18円89銭、120kWhをこえ300kWhまでが25円19銭、300KWhを超えた場合、29円10銭となっている。更に、マンションの場合は、エレベーター等を動かす低圧電力の基本料金が1kVAあたり1,071円、電力量料金単価が夏季(7月―9月)で16円50銭(その他の季節は14円99銭)となっており、この2本建てとなっている。この契約をまとめて、「おまとめプラン」とすると、基本料金が1kVAあたり1260円とやや割高だが、電力量料金が夏季17円90銭、その他16円28銭と従量電灯と比べ割安になるとしている。

このおまとめプランに切り替えると、新しい電力料金は、値上げは回避できないが、値上げ率が5%前後軽減されるとしている。400戸のあるマンションでは、年間40万円、電気代が削減されるという試算結果が出た。

ただ、マンションの形態によって、違いが出て、例えば8階建て、50戸、ポンプ室、エレベーターがあるとおまとめプランは、適用されるが、5階建て10棟、階段室の電灯だけ、動力は使用しない、といった団地では、適用されないケースも出てくる。

東電では、お問い合わせダイヤル 0120-993-052に問い合わせれば、請求書に記載されているお客様番号と建物所在地の住所を知らせると、おまとめプランに変更可能かどうか、数日で、年間の電気料金について、

(1)値上げ認可後での現行契約のままでの料金、
(2)おまとめプランに契約変更した場合の料金  などの試算結果を回答するとしている。

おまとめプランへの契約変更は申請だけで、設備変更などの新たな費用は発生しない。

 

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「おまとめプラン」のご案内

 


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