NPO日住協|特定非営利活動法人日本住宅管理組合協議会 > 理事長インタビュー 稲毛海岸3丁目団地管理組合 久保田 博 理事長

理事長インタビュー 稲毛海岸3丁目団地管理組合 久保田 博 理事長

理事長インタビュー

稲毛海岸3丁目団地管理組合
久保田 博 理事長(61)

(聞き手・川上湛永 NPO日住協会長)

大規模修繕工事のまっ最中ですね。

久保田 : 3月から始めて、12月末までかかる予定です。27棟ありまして、まだほとんど黒いネットがかかっています。

団地ができて48年ですね。旧公団分譲でも、最古参の部類になりますね。

大掛かりになりましたと語る久保田理事長=千葉市・稲毛海岸3丁目団地で

久保田 : 平成元年ごろから、11年間、建替え計画が持ち上がって、バラ色の夢を見たり、挫折したりで苦労しました。一時は、賛成が98%にもなりましたが、バブル崩壊などで、デベロッパーが手をひきました。そんなわけで、本格的な大規模修繕工事も3回目で、久しぶりですね。

ネットがとれた棟は、落ち着いた外壁が現れています。

工事には、住民が協力してくれて助かります、と久保田理事長=千葉市・稲毛海岸3丁目団地で

久保田 : 薄い茶系の外壁のカラーは、住民の投票で、選びました。なかなかいいでしょう。それと、窓サッシを全部替えます。ガラスも複層ガラスに替えます。省エネと防音効果が向上しますよ。玄関ドアも耐震ドアに取り替えます。

久保田 : サッシだけで、5億円かかりますからね。ベランダに置いてある植木鉢や道具を片付けなくてはいけません。窓際のタンスなどを移動する。この片づけを住民でやる工夫をしました。

支援隊を編成したと聞きました。

久保田 : 住民から、募集しました、業者に頼むのではなく、自らやろうと。お年寄りが多くなって、片付けは大変ですからね。登録は20名、面接して決めました。女性も参加してくれましたし、越してきた中国人の方も、参加していただいています。

中国の方も?国際的ですね。

久保田 : うちの団地は、中国の方になぜか人気でしてね。40世帯くらい、住んでいます。

大規模修繕は、11億円もかかるそうですが。

久保田 : 27棟もあるし、本格的な大規模なので、工事費も大きくなりました。住宅金融支援機構から6億円を借り入れることにしました。団地をあと30年はもたせようと計画しています。建替えの夢はもう追いかけずに、足を地につけて団地再生を目指しています。

7月30、31日と、2日間にわたり、団地の盛大なお祭りですね。

稲毛3丁目団地祭り-小中学生のジャズダンス

久保田 : 今年で、もう45回目です。「次代へつなげよう、団地の文化」とことしは、謳いました。毎年、自治会と管理組合が協力して、ずっと続けています。沢山の自前の出店で賑わい、よさこい踊り、小中学生のジャズダンス、そして盆踊・太鼓のお囃子など、イベントも盛りだくさんでした。神輿も、昭和53年に、千葉市の市場町自治会から譲り受けた本格的な神輿で、団地の宝と、思っています。お祭りは、団地のコミュニティがうまくいっている証明みたいなもので、大事にしてゆきます。

稲毛海岸3丁目団地
千葉市美浜区稲毛海岸3-3.昭和43年入居、768戸。5階建て27棟。
敷地が広く、緑も豊かで環境はすばらしい。特に芝生の手入れは自慢。不用になったのっぽの給水塔が目立つ。処分するかどうか、論議が絶えない。


関連記事