NPO日住協|特定非営利活動法人日本住宅管理組合協議会 > 賛助会員 トップに聞く 京浜管鉄工業株式会社 平松 拓也 社長

賛助会員 トップに聞く 京浜管鉄工業株式会社 平松 拓也 社長

賛助会員 トップに聞く

賛助会員 トップに聞く
京浜管鉄工業株式会社 平松 拓也 社長

(聞き手・日住協会長 川上湛永)

マンションの給排水管の更生・更新工事の工事が業務の中心ですが、高経年マンションが増えてきたので、忙しいでしょう。

平松 : ここ数年、給排水管設備の工事は、右肩上がりですね。しかも、配管を鋳鉄管,鋼管からポリエチレン管やステンレス鋼管に交換する工事が主流になってきました。

給排水管を全部更新する工事ですね。

平松 : そうです。給湯管、ガス管が加わることもあります。給水管については、白ガス管、鋳鉄管の内部や継手などに赤錆が発生して、いわゆる赤水が出ることがあります。この場合、研磨材などで内部の赤錆を落として、内部にエポキシ塗装をして、赤錆の発生を抑える更生工事が10年前までは主流でしたが、近年は交換、つまり更新工事を実施するケースが大きな割合を占めています。

日住協への大規模修繕の相談も、給排水管の更新のケースが急増していますね。ただ、この工事は、大規模修繕工事の中では、唯一、区分所有者のドアの内側、専有部分の工事になりますね。1週間前後、毎日、職人さんが部屋の中に入る、トイレ、台所、お風呂の水が使えなくなります。日常生活が一時的に断絶するので、居住者にはストレスの高まる工事ですね。パニックになる居住者も出ます。さらに、工事期間の1週間、家人の誰かが、部屋にいて留守にしないことと拘束されます。

平松 : そうですね、新築工事ですと計画している図面、仕様のとおりにすすめれば問題ないのですが、改修工事は、お客様ごとに内容を調整する場合があり、事前に打ち合わせていても当日に再度説明させていただくことなどがあります。また、床を開けてみたら予想と異なる等の場合などもご相談したりする場合があったりと、どうしてもご在宅というご負担をお願いせざるをえません。
また、工期はグレード、工事範囲などの違いで、2,3日から6,7日間と相違が出ますね。特に、復旧工事、システムキッチン、ユニットバスなどの復旧も、専門業者に委託することがあるので、その辺の調整も出てきます。

京浜さんが1社だけ頑張っても限界がありますので、業界全体で対策を研究して、お客さんの負担を減らすように期待しますよ。

平松 : 大事なことなので、さらに研究します。

給排水管工事で、特徴は、ついでに便器を交換、ユットバスに変えたいとかオプション工事を求めるお客さんが多いことですね。

平松 : そうですね。半数以上の方が、オプション工事を希望されることが多いです。オプション工事の専任者を現場に常駐や巡回させるなど対応しています。

マンションの給排水設備業としては、古株ですね。

平松 : もともと油槽所(石油タンク)の配管の工事、東京都の水道局の本管工事などを手掛けていましたが、30年ほど前から、マンションの給排水設備の工事に本格参入しました。近年は、マンション関連工事6割、その他4割ですね。

マンションの改修工事のこれからをどう見ていますか。

平松 : 単に古い管を取り換えるのではなく、グレードアップさせたいとかお客さんも多様化してきました。ですから、こちらも技術力で対応しなければいけませんし、管材メーカーなどと共同開発するなど新しい市場を開拓しなければ、と考えています。

37歳とこの業界でも、一番の若手リーダーですね。

平松 : 3年前の平成22年4月に、先代社長と交代しました。会社としては、品質をしっかりさせたいし、レベルアップしたいと思っています。また、新しいものにチャレンジしたい。ユーザーさんの意識が大きく変わってきている時代ですので、こちらも全力で変わっていかないといけないと決意しています。

京浜管鉄工業㈱ 東京都新宿区若葉1-12-6、創立昭和27年、従業員63名。
平成24年度売上額は36億円。


関連記事