NPO日住協|特定非営利活動法人日本住宅管理組合協議会 > 専用水道分離が決め手に~西小中台住宅で工事見学会

専用水道分離が決め手に~西小中台住宅で工事見学会

団地内に設置されたブースターポンプを見学する参加者ら

団地内に設置されたブースターポンプを見学する参加者ら

専用水道を廃止して直結増圧給水方式に切り替えた千葉市の団地管理組合法人西小中台住宅(990戸)の工事見学会が12月10日に開かれた。12名の参加があったが、コンサルタントを使わず、団地住民だけで仕様書、基本図面等を作成、さらに専用水道の切り離しという離れ業を実現した団地力に参加したひとたちは、脱帽だった。

団地が専用水道の基地になるケースは、3,40年前に開発された大規模団地ではみられるが、その分離の例は最近では稀だ。数年前から準備してきたが、昨年から団地を囲む小学校、幼稚園、保育所、店舗、事務所、医院などに対して、専用水道からの分離を要請してきた。小学校がいち早く同意し、順次交渉、年初までに分離の同意を取り付けた。それぞれ直結水道に切り替え、県水道からじかに給水する方式にした。

さらに、11月までに団地を直結増圧給水方式に切り替えた。

コンサル入れず自力で

直結工事について説明する小松清さん

直結工事について説明する小松清さん

この工事にあたって、団地では、コンサルタントを導入せず、仕様暑、基本図面、見積り要領、見積り書などを住民5名で構成する給水管改修委員会が自力で作成した。その上で、11社の業者に見積り参加を依頼,さらに3社に絞り、最終的に京浜管鉄工業㈱に決定したが、これも管理組合だけで選定した。

総括として尽力した小松清さんは、「膨大な作業だったが、団結力で何とか乗り切った。先行して進めていた周辺の小学校、幼稚園、医院等が自己負担で直結方式に切り替えてくれたのが助かった。最悪の場合、団地負担もあり得たが、その場合、3500万円はかかると試算した。協力に感謝したい」と周辺の協力を強調していた。

工事内容の説明のあと、団地内を見学したが、6基のブースターポンプの配置選定でも、「団地内の土地の高低差等を配慮して、苦心して位置を決めた。また、団地内を走る給水管の管路を最短にする設計にも苦労した」と苦心の作業の一端を明かした。


関連記事